発電所で使用されるタービンブレードを精密研削研磨する仕事です。
研磨前、ブレード先端の厚みは1.2mm程度ですが、お客様からの寸法指定により、研磨後の厚み0.8mmとし、公差-0.1mmに抑えて欲しいとの依頼です。
タービンブレードは太い下端から細い先端に向かって形状を整えながら切削研磨します。
下端から削っていき、最終的に先端の厚みを一定にするには高度な技術が必要となります。先端部はもちろん、下端部分もわずかでも余計に削ってしまうと先端の寸法に影響が生じNGとなるため、手戻りが全くきかない仕事です。
■加工前・加工後の比較(先端部分を上から撮影)
写真では細かくわかりませんが、加工後の先端の厚みが一定に保たれています。